こんにちは
先日のフロントのグリスアップにつづいて、DuraAceホイールのWH-9000 C24-CLのハブのグリスアップを行いました。
→ WH-9000-C24-CLのハブのグリスアップを実施しました(フロントのみ)
基本的にはフロントと同じような構造でフリーがついてるだけに見えます。
左側はこんな感じです。
フリーの有る右側はこんな感じです。
フリーがチタン製って情報を見かけますが、ほんと?
最近買ったホイールのフリーはアルミ(だと思う)が多いんですが、フリーにスプロケットが噛み込みしてるのか、結構凹みができますが。。大丈夫なんでしょうか。。
早速分解していきます。フロント側で構造は理解したので簡単です。
ほんとメンテしやすくて出来たハブですね。
キャップが乗ってるので外します。
中のネジ?が玉押しの調整ができる「デジタルコーンベアリング アジャストシステム」の様です。
このネジを外せば、軸が抜けます。このネジは出て簡単に回りました。
これが抜けると、ベアリングが見えてきます。
左側です。上の乗ってるシールを曲げないように注意しながら剥がします。
フロント同様にリテナーははまってるベアリングが見えます。
ベアリングを取りました。
フリー側も外します。中でベアリグが、バラバラに。。(笑)
こっちもシールを外します。バラバラ。。ここだけリテーナーがなくてベアリングのみでした。
ベアリングを取り出します。
グリスは両方共(フロントもリア)もまだ大丈夫そうでした。
意外と浸水しないもんですね。
リテナー+ベアリングをキレイにします。
フロントのグリスは残ってた、モチュールテックグリスを使いましたが。。
→ MOTUL Tech Grease(モチュール テックグリス) 300 50g入/Amazon
使い切ったので、今回は手元にある、FINISHLINEのテフロングリスにします。
→ フィニッシュライン(FINISH LINE) プレミアムテフロン強化グリース 100g TOS015/Amazon
左から入れていきます。
下側にグリスを塗ります。
リテナー+ベアリングを乗せて、上にも少しグリスを塗りました。
グリス少な目の方が良く回りマメにメンテすれば良いと、コメントをいただきましたが。。グリス切れするの怖い。。とか意味もなく不安になるので、目一杯入れます(^^;
動かせばグリス自体は回るから、そんなに入れなくても良さそうですが、個人的な精神安定剤かも。。です。荷物持ちなのも。。同じ感じなんですよね(^^;
シールで蓋をしました。
写真のシールはもしかしたら、反対側のかもしれません。(^^;
最初、左右間違えたんですよね。右(フリー側)の方が微妙に間口が小さいようで、シールが入らず気づいて、入れ替えました。写真が入れ替えの前か後か。。わからなくなりました(^^;
反対側(フリー側)も入れます。
まずは掃除します。
ベアリングを転がすのが得意(?)で、前回のWH-R501の時は1個無くしたって言う。。不器っぷりなので、ベアリングを転がさないように、下側には多めにグリスを入れました。そして、グリスの上にベアリングを乗せていきます。ベアリングは13個ですね。
反対側も13個でした。
ベアリングの上にもグリスを乗せます。下側に大量に入れたので上は少な目に。。
シールで蓋をします。
振動を強く与えると、ベアリングが転がっていきそうな気がするので、軸を入れるまでは慎重にします。
で、軸にもグリスを塗ります。フロントははデュラグリスにしましたが、リアはベアリングのと同じのにしました。
で、軸を入れてから、左側のネジで止めます。
このネジで玉押し調整します。手で締めてゴリゴリしなくなる微妙な所までしめます。
ここかな?となった所で、キャップ?を乗せます。
このキャップですが、若干打ち側に切れ込みが入ってて、下のネジ側の軸にも切れ込みが有って、それを合わっせないと入らないんですよね。意外と苦労します(^^;
この上に、ハブの軸を固定するネジを入れます。
このネジのネジ山には、デュラグリスを薄く塗りました。
軸の固定?は、両方側から5mmのアーレンキーを使って締め込みます。
トルクの指定は、15N.m~17N.mなんで弱い側の15N.mにします。
使うトルクレンチは「SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 3~60N・m SDT3-060」です。
規定トルクで締め付けて終了です。
ついでにスプロケットも掃除します。
使ってるスプロケットはシニアスプロケット(ジュニアスプロケット)
のアルテグレードの14-28Tとアルテグレードの11-32Tを勝手にミックスした、14-32Tです。詳細は以下の記事に書いてあります。
しかし。。汚れまくりです。雨の中の200kmはホントあちこち汚れまくりですね。
パーツクリーナーをプシュー!!ってやってから拭き取りしたら、いまいち落ちないので、パーツクリーナーをカケた歯ブラシでこすったらきれいになりました。
100均で5本100円の歯ブラシが結構重宝します。
しかし。。本気で汚いです(TOT)
ウェットのチェーンオイルの成せる技でしょうか?(笑)
で頑張りました。
フリーにデュラグリスを薄く塗ってから、スプロケットを入れます。
乗せてる途中。
工具で締め付けます。
使ってる工具は安い「PWT フリーホイールリムーバー/フリーホイールチューナーセット FWRSET」です。
無事完了です。
スッキリしました。
ホイールを自転車に付けてから回してみましたが、モチュール テックグリスの方が回りますね。ちょっと空転時間は短くなった気がしますが、このFINISHLINEのグリスでも十分そうなきが凄くします。
コメント
こんにちは。
ブルベの雨の過酷さが伝わってきます(O.O;)(o。o;)
> そんなに入れなくても良さそうですが、個人的な精神安定剤かも。。です。
私も、めいっぱい入れちゃいます。
そんなにいらないって理屈ではわかってるんですが、心配性なもので...(^^ゞ
> 荷物持ちなのも。。同じ感じなんですよね(^^;
それも同じです。荷物軽ければ、坂も楽になるんですけどね
つい、出先で「アレ持ってくれば良かった」ってなるのがイヤで (^^ゞ
ShimaQさん
コメントありがとうございます。
ShimaQさんも、色んな所で似たような性格をされてる様で安心しました(笑)
色々、気になりますよね。
こんにちは
今まで完成車のホイールと、カンパのホイールしか使ったこと無かったので、
シマノのホイールの構造、興味深いです。
カンパと較べるとフロントはそんなに違いなかったですが、リアは全然違いますね。
カンパのカップアンドコーンタイプはフリーの奥にベアリングが入っているので、スプロケ外した後、フリーも外さないとグリスアップできないんですよね。
シマノのほうが整備しやすそうです(^^)
terucさん
コメントありがとうございます。
カンパのカップアンドコーンって、フリーの下にベアリングが有るんですね。
それは。。少し面倒ですね。
シマノのはこれに限らず、見た感じだとフリーの上に有るのが多いみたいですね。