こんにちは
ちょっと前のネタになりますが、先日の荒サイライドの時に、FDの調整で失敗しました。
使ってるフロントディレイラーは「シマノ FD-R8000 バンドタイプφ34.9mm 2X11S IFDR8000BL/amazon」です。
出先で調整したら、インナー側の調整ネジを締め込みすぎて戻せなくなりました。
正確には、FDをアウター側に入ったままで、チェーンがシャリシャリすれているので、外側に移動させようとしたんですよね。
その際に、アウター側の調整ネジではなく、インナー側の調整ネジで調整しようとして、動かん?ちょっと動く?とか勘違いしながら、インナー側の調整ネジを締め込んでしまったんです。
そしたらですね。。。ネジが戻せなくなりました。
赤丸のネジは、本来は、その右側のネジの様に多少出てるんですよ。ねじ込みすぎて中に入って戻らなくなったんです。
写真だと分かりづらいですが、ネジの受け側って、奥の本体と手前のプレートに別れている様です。
手前のプレートより奥にねじ込むと、どうも手前のプレートのネジ穴と奥の本体のネジ穴がズレてしまう様で、ねじ込めますが、手前のプレートのネジ穴まで戻せなくなりました。
堅いのかな?と無理に回そうかと思いましたが、アーレンキーが曲がりそうなのでFDを壊す前にやめました(^^;
ちなみに、このネジが戻せないと、インナー側のフレームよりの方にFDのプレートが行かないので、インナー-ローでチェーンと接触するのを回避できませんでした。
また、インナー側のトリム位置までしか移動しないので、インナー側のトリムが動作しません。もう。。ね。平地だとインナー-ローは使わないから別に良いかぁ。。とか呑気に考えましたが、32Tがないとヒルクライム出来ないので、インナー-ロー無しで無理です(^^;
パーツ図とか見ましたが、構造が良くわからないんですよね。
買い替えなの!?(TOT)と、悲しんでみましたがダメ元でばらしてみよう!
一旦フレームからFDを外してみる事にします。
外してみると、問題のインナー側のネジはこんな感じになってました。
赤丸の中のネジが問題のネジなんですが、構造を見ると本来は赤丸の中のネジが、左側のプレートを押す位置にないとダメなのですが、下側に入っちゃってます。
ネジが戻せないので、左側のプレートを押す位置にネジを持ってこれません。困ったぞ。
原因は、アウターに入ってる状態だと、左側のプレートが稼働しているので、ネジに接触しないんだと思います。その状況だと、締め込むとこの位置にネジを持ってこれるんじゃないかと思います。単純に考えると、一旦アウターに移動すれば、ネジの位置とプレートの位置が正しい位置に来そうなもんですが、上の写真に有った、ネジの受けが2層になっている事と、外側のプレートにネジが入らない事を考えると、ネジが斜めになってるのかと思います。
横から見ると分かりやすいかな?と思います。ネジの位置と角度がおかしいですよね。
ネジが手前に抜けないので、押し込むしか無いですね。って事で、ちょっと硬かったですが、更にネジをねじ込んだら、ネジが抜けました。
ネジが曲がってる感じはしないので、そのまま使います。
奥から入れるのは無理そうなので、外側から普通にねじ込もうかなと思います。
左側の穴に、抜いたネジを入れます。
良い位置に来ました。良かったです。
ネジの受け側が曲がってるのかと心配しましたが、大丈夫でそうです。
今回のミスで、受け側の下の角が削れましたが、本来ここにはネジが来ないので問題なさそうなので、そのまま使おうと思います。
フレーム側をこの機会に掃除します。
ビビってトルク不足になりそうなので、トルクレンチを使います。「SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 3~60N・m SDT3-060/amazon」
5N.mから6N.mなので、滑り止めに「FINISH LINE(フィニッシュライン) ファイバーグリップ 50/amazon」を使って、5N.mで締め込みます。
無事着きました。調整も出来る様になりました。良かったです。
もう一個買うのは嫌すぎなので。。(笑)
コメント
私の場合、右側のネジで同じ現象になり、「FD-8000 ネジ」で検索したら、本ブログにたどり着きました。詳しいご説明、ありがとうございます。
もし、どうしてもFDの調子が良くなければ、ダメモトでネジを押し込んでみます。
一星さん
コメントありがとうございます。
参考になった様で嬉しいです。
FD-R8000ですが、それまでのと違い、ワイヤーの張り調整だけではなくなって、直感的に分かりづらいですよね。マニュアルをしっかり理解できれば簡単そうですが、自分には難しかったです(^^;
ネジ押しきっても戻せそうですし、構造を理解できてれば押しきることもなさそうかなと思います。と言いつつ、Di2化してしまって、手元にないので偉そうなことが言えません(笑)
なかなか現行シマノは構造が複雑ですね。
FDの調整は繊細ですから、いじる場合は慎重に。
で、今回の案件だと、ワイヤーの初期伸びが原因でFDの羽根が内側にずれたのではないでしょうか?ワイヤーのアジャスターが有ればそれで調整すべきと思います。
最近のシマノは、以前と調整方法が違っていたりするので、しっかりと説明書を理解して調整したほうがよいみたいです。と自転車屋さんのブログに書いていました。
ブラザー弟さん
コメントありがとうございます。
調整は一見簡単になったみたいですが、いまいち理解できてません。
色々疑問がでてきたので、真面目にマニュアルとにらめっこしてみようと思います。マニュアル大好き(笑)なので、最初にしっかり読んだ積りなんですが、何か思い違いしてそうです。
FD-R9100とR8000って良く出来ているけれど、直感的に構造理解できないですよね。普段FD弄らないので、しげさんの情報、とっても参考になりました。
たかにぃさん
コメントありがとうございます。
そうですね。バットみで構造が分かりづらいですね。
こんなハマり方する人は少ないと思いますが、参考になれば嬉しいです。