(まとめ)スプロケットの交換方法

この記事は約5分で読めます。

スプロケットの交換方法

※最初に「ロードバイクまとめ」の注意点をお読みください。

 

スプロケットの交換方法です。

シマノしか持っていないので、シマノの11速の交換記事になります。

ロードバイク用の8,9,10,11速を使いましたが、基本同じでした。

 

最初にホイールを外します。やり方は「ロードバイクまとめ」の他の記事に書いてあります。

 

脱着には工具が必要です。こんなのです。

脱着には、上の工具を使いますが、外す方向に回す際には、ホイールと言うかスプロケットが空転しますので、外すときだけ下の工具を使います。

 

早速外します。スプロケットを見ると、一番外側にロックリングと言うパーツがあります。

写真の黒いパーツがそうです。中央の凸凹に工具を差し込んで使います。

使う工具には中央に棒があり、この棒は中央の穴に差し込みます。

ロックリングの凸凹は、工具の凸凹に合うようになっています。

横から見るとこんな感じです。

 

工具はこんな感じで使います。チェーンみたいなのをスプロケットの一番内側の大きいのに引っ掛けます。

この工具の場合は、8,9速はどこでにもかかりますが、11速は一番端にしかかかりません。チェーンの厚みがありすぎて間には入りません。

この状態でチェーンのついている工具で、スプロケットを固定して、ロックリングに掛かっている工具を左回し(反時計回り)にまわしてロックリングを緩めます。

 

ロックリングが外れました。

スプロケットは一枚づつ外してもいいし、一番内側のを持って手前に引くと全部一気に抜けます。

並びを混ぜると若干面倒ですので、そのまま引き抜いた方が楽ではありますが、バラバラにしても何とかなりますので、大丈夫。

外れました。

 

交換するスプロケットを持ってきます。このスプロケットは、ロー側から3枚、2枚がくっついていて、それ以外は1枚づつバラバラです。右側中央にある、4枚の小さい丸いのはスペーサーです。

くっついている枚数は、スプロケットの種類によって違いますので気にしないで大丈夫です。

 

今回は、11速対応のホイールに、11速のスプロケットを付けるのでありませんが、ホイールの対応速数と、スプロケットの枚数が違う場合には、内側にスペーサーが必要な場合があります。

種類が色々ありますので、ここでは割愛します。

スプロケットの歯が混ざってしまったら、スプロケットを見ると刻印してあります。

19Fが端数19です。Fはタイプなんですが、歯の位置などの違いがあります。正直詳細は説明できませんし、通常はセットで購入するので、気にしないで大丈夫です。11Sは11速用ですね。

スプロケットは、何枚かくっついているこういうのがあります。

見ると黒い部分が少し出っ張ってます、これはとなりの歯との必要な隙間を確保してあります。

薄いと言うか1枚のはこんな感じです。隣のスプロケットとの隙間が確保できていませんので、これ同士の歯の間にはスペーサーが必要です。

 

このスプロケットのトップ側の端はこんな感じで、内側に出っ張りがありますので、これの内側にはスペーサーが必要ありません。スプロケットの種類によっては、トップ側2枚に出っ張りがある物も持ってます。

 

これを元にスプロケットをはめていきます。

嵌める前に、フリーボディーに薄めにグリスを塗ります。腐食防止のために塗っています。浸水して錆びたら嫌かも。。ですが、このチタン製のフリーボディーに必要なのかは疑問ですが、塗っててダメって事もないのと、アルミのフリーボディーのホイールも多いので、とりあえず塗ってます。

塗らなくちゃダメ!と言う物ではなさそうです。

ちなみに、シマノのプレミアムグリスを使ってます。

 

フリーボディーにスプロケットを入れていきます。

大きな歯から順に小さい歯を入れていきます。

入る位置ですが、決まっていてフリーボディーの切れ込みの一番大きは場所を上にして入れています。下の写真の上の中央のが一番大きな切れ込みです。

 

スプロケット側には出っ張りがあり、一番大きな出っ張りをこの位置に合わせます。

そうするとすんなり入りますが、場所が違ったりスプロケットの歯が裏返っていると入りませんので、良くできています。裏表に悩んだら、スプロケットの歯に歯数等が刻印されている側が外側(トップ)です。

どんどん入れます。

必要な箇所にはスペーサーを入れるのを忘れないように注意します。

全部入れたら、ロックリングを入れます。

ネジ山を掃除した後に、ネジ山にグリスを塗ります。

電蝕で錆びたり、固着防止になるので塗っておいた方が無難かなと思います。

緩み防止の効果(実際には締め込みトルクの適正化)もあります。(のはず)

フリー側はメスです。

ロックリングをはめます。

ある程度、手で締めてから、工具を使います。

締め込む時は、こっち側だけで大丈夫です。

ロックリングにはめて、右回し(時計回り)に締め込みます。

締め込みトルクは、シマノのマニュアルによると30~50N.mだそうです。

これに使えるトルクレンチのアダプターは持ってないので、適当に締めてますが。

目一杯締め込むと外せなくなるので、自分は少し緩めにつけてます。

※表記上は、規定トルクをオススメします。(^_^;

 

締め込んだら完了です。

脱着自体は工具さえあれば割と簡単です。外したスプロケットの掃除が一番大変です。

 

 

 

コメント