TokenのBB(TK787EX)のシールドベアリングを裏返しました

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こんにちは

先日、TokenのBBにグリスアップしました。

→ TOKENのBBをグリスアップしました

右ワンのグリスアップをしていて、購入当時から気になってたんですが、ベアリングの前に半透明の茶色?のパーツが有ってグリスが入らないんですよね。

なんで、こんな構造になってるんだろう?と思ってましたが、NISさんのコメントですごく納得しました。

「裏表逆じゃ?」との事です。

無茶苦茶納得なんですけど(笑)

さすが海外メーカーって感じです。確かにシールドベアリングのグリスアップする人って、少なそうなので裏表が逆でも性能には問題無いですよね。

とは言え、知ってしまったので凄く気になります。

シールドベアリングを抜くには工具が必要です。

買ってまでやるの?駄目になったらBB買い替えた方が。。と思いますが。。

 

そこは。。何事も経験という名のネタゲットです(^^;

と言いつつも、ちゃんとした工具は結構高いんですよね。

最悪、壊したらBBをデュラ化するってもありかな?と、安い工具をゲットしました。

これです。実際には楽天で買ってます(全額ポイントで。。)

2000円前半で送料無料と、他の製品と比較すると安すぎて不安になるレベルです。しかも内掛け、外掛け、両対応で口径の対応幅もかなりあります。

送料無料 3本爪 パイロット ベアリング プーラー 適応 サイズ 内径 12 〜 38 mm DIY 整備 ツール A033

 

で到着です。

予想通り、かなりチープな箱で到着です。

 

中身はこれが、サランラップ並の薄さのビニール袋に入ってました。

実はシルバーのコマみたいなパーツが入ってたんですが、説明書もないのでなんだコレ?と思って、無視しましたが。

パッケージを見ると中央の軸の先につけるパーツの様です。(^^;

使い方は、見て研究してみました。この写真だと、下側の3つのアームは内掛け(内側から外側のベアリングに引っ掛ける)になってます。逆にするにはアーム部分を一回抜いて、裏返すると引っ掛けが逆に向きます。

で、先のアームを開くのは、中央の長いネジを下側に伸ばしていくと、ネジの軸で3本のアームが押されて広がります。

今回、最初に書いたコマみたいなパーツをつけなくても使えたのは、BBのベアリング径が小さかったからかなと思います。

で、ベアリングに引っかかるぐらい3本のアームを開いたら、左右についてる縦の棒を左右にずらして、BB本体側に固定します。

が。。。BBが小さすぎて引っかからず、3本のアームの間に入れようとしましたが、3本なので片方しか入らず、結構残念な事に。。

仕方ないので、斜めにして無理やり固定しました(^^;

その状態で、真ん中の軸のネジの中央より上側にある六角のナットを締めていくと、3本のアーム(ベアリング)が上に引っ張られて、ベアリングが抜ける様になってます。

と言う事で、BBのベアリング脱着には向いてないかも。。です。もう少し幅の有る物でかつ、本体側の厚みが有るものじゃないと辛そうです。(^^;

 

で、ついてるシールドベアリングを。。。

写真のベアリングの上側に茶色いパーツが入ってるんですよね。これが裏側では?と思ってます。

 

引き抜きました。と言っても足が干渉して最後まで抜けなかったので、プラスチックの棒をシールドベアリングの裏側に当てて、ゴムハンバーで叩き出しました。

って、工具なくてもどうにかなったのでは?と多少疑問です(笑)が、抜けました。

ベアリングの裏側はグレーのシールが入ってました。

って事で、シールドベアリングの入れ間違えと言うよりは、シールドベアリング自体のシールの取り付けが逆でした。

ベアリングを外部から買ってるなら、BBの会社が裏側に付けたと言うより、シールドベアリングの製造過程で裏返ってた様に思います(^^;

シールを剥がします。

やっぱりベアリングが見えてます。左ワンは外側がこうなってるので、裏表逆でした。

裏表逆にして、裏側から作業します。

グリス入れ過ぎも良くない気もしなくもないですが、加減が分からないので目一杯詰め込みます。(^^;

使うグリスは「FINISH LINE(フィニッシュライン) プレミアムテフロングリス 100g」です。

グリスを詰めたらシールを入れて余ったグリスを拭き取ります。

書き忘れましたが、グリスを入れる前にパーツクリーナーで掃除しました。

で、BBに入れます。

ここに来て、どうやって入れるの?と疑問が。何も考えてなかったです。

手で押してみて足りない分は、ゴムハンマーでコツコツ叩き込もうかなと思いますが。

出て押しただけでパキッ!と入りました。めでたしめでたし(笑)

裏側から入れたグリスが、こちら側にも来てます。裏返さなくても回せばなんとかなりそうな雰囲気です。

今回の作業は自己満足だけだったかも。。大量に詰め込めるので良しとします。(そこまでの量は必要なさそうですが。。)

 

グリスを入れて。。

シールを乗せて拭き取ります。

外側の蓋?を入れて完成です。

次は、BB本体を自転車に取り付けます。

ネジ山などを掃除します。

BBのネジ山にデュラエースグリスを塗ります。

 

で自転車に取り付けます。締め付け方法がBB本体に印刷があります。

また、締付けトルクは35Nm~50Nmとの指定なので、40Nmに設定します。

使ってるトルクレンチは「SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 3~60N・m SDT3-060」です。

トルクレンチにホローテック2のレンチをつけます。

ソケットは確か、「PWT ホローテックII用レンチ 差込角 1/2インチ HT05SIL」のブラックだった様な。。

トルクレンチは3/8インチ、レンチは1/2インチなので変換アダプター経由です。

多分これ。。だと思うんですが、実店舗で買ったので買う場合は、良く見て買ってください。「SK11 ソケットアダプター 差込角 9.5mm(3/8インチ) ~ 12.7mm (1/2インチ) SAD34

 

40Nmで取り付けて完了です。

取り付け中のゴリッとやってしまってちょっと悲しんでます。

ホローテック2のレンチって掛かりが浅いのなんとかならないんでしょうかね。。

クランクも指定トルクの中間の13Nmで取り付けました。

 

以上です。

タイムオーバーしたので、チェーンとかつけてません。

スプロケットを平地仕様に戻すついでにチェーンを取り付けようと思います。

 

コメント

  1. しげさん、

    ベアリングプーラーをGETですか!?
    でしたら、手持ちのホイールも改造し放題では(笑)

    ベアリングの圧入に関しては、専門の工具が一番ですが、
    ボルト・ワッシャー・ナットで自作できますよ!

    僕は、この工具をベースに、ボルトやワッシャーを購入して
    色々なものに対応しています。(自己満足の世界ですがww)
    https://store.shopping.yahoo.co.jp/cyclemall/100000010147.html?sc_e=slga_pla

    • NISさん
      安物ですが、とりあえずゲットしました。
      色々変えてみたいですね。
      今のホイールのハブが凄く回るので、満足してたりしますので。。何を変えようかな。。
      圧入工具はこれは確かに作れそうですね。検討してみます。

  2. はっきりしませんが、ベアリングの裏と表って言っているのは保持器の向きの事でしょうか?
    単なる深溝ベアリングの場合はどちらでも問題ないと思いますが。
    ベアリングの外側についているラバーシールについて、内側と外側が色が違うようですから、もしかしたら片側が接触シールで、もう片側が非接触シールではないでしょうか。
    普通に考えると車体外側のラバーシールが接触シールかなと思います。
    ちなみに、グリスってほぼほぼ潤滑性は期待できないようです。
    ベアリングの片側からグリスを入れてシールし、反対側よりグリスと同系のオイルを球に少し塗布してからグリスを入れてシールするとよいかもしれません。
    まぁ、面倒なので、自分はベアリングの隙間からオイルをたらしますが。

    • ブラザー弟さん
      コメントありがとうございます。
      ほんとお詳しいですね。私はばらして見るまで構造がわかってなかったです(^_^;
      見た感じ、裏側と言うかベアリングが直接見えない方が非接触シールかなと思います。
      そう考えると、非接触シールが必要な方に接触型のシールが、接触型のシールが必要な方に非接触型のシールが入ってました。
      シールは色も違いましたが、ベアリング側の溝の形状も違いました。

      ベアリングの裏表はメンテナンスしようとすると問題が多少ありそうですが、性能には問題ないはず?ですし、本来開けてグリス(オイル)を入れる物でもないですよね。
      シールの位置が違うのは多少問題があるかもしれませんが、シールが接触しなくてもベアリングが外れたり不具合を起こしそうな構造にも見えないので、放置でも良かったかもしれませんが。。見ちゃったので。。(笑)

      気分的にはかなりスッキリしました。