こんにちは
2ヶ月と少し前に、使っているドメイン3つの内、2つをGoogle Domainsに移管しました。
.jpだけはGoogle DomainsではWhois情報の代理公開が利用できなかったので、移管しませんでした。
状況など
移管したのは、kingyo.infoと、viaggio-cc.netの2ドメインです。
安い所を渡り歩いてましたが、管理が面倒に思えてきたので少しぐらいは許容して一箇所に集めようと思いました。このブログの.jpが残っちゃいましたけど(^_^;
事業者も技術や規模的には安心できますし、高機能でかつシンプルで分かりやすいです。
日本のレジストラの管理機能は分かりづらい所が多いんですよね。特にお名前.com。。
ホッとして1ヶ月も経たないうちに、GoogleDomainsのサービス終了と譲渡のニュースが入ってきました。まじかよ!
譲渡先のサービスはアメリカの企業で、将来的な価格は分かりませんし、現状のGoogleDomainsの価格を1年間は据え置くと言う情報ですが、譲渡先はSquarespaceですが、現在の価格を見ると、ドメイン維持だけで利用するとかなりお高いんですよね。CMS等を借りれば違いますが、ドメイン管理だけであればメリットを一切感じません。
って事で、サービスが譲渡される前に他に移管しようと思います。
ただ、制限として移管後60日は移管できないっぽいので、60日経過をまとうと思います。
で、移管先を検討してみましたが、CloudFlareと言う会社が非常に魅力的です。
なんとドメイン管理は大した事してなくて、儲けなくても本業で十分なので、原価だそうです。
ドル建てなので、今の円安だと不利ですが、それでも国内であっちがちょっと安い。こっちか?なんて考えなくても良さそうなのが嬉しいです。
60日経過したのでCloudFlareに移管
予定リストに入れてすっかり忘れ去ってましたが、60日以上経過したので予定通りCloudFlareに移管してみようと思います。
事前調査した
手順をネットで検索して検討してみました。
注意点としては、Google DomainsはDNSSECに対応していて、DNSSECを利用している場合(ほとんどか?)は、事前にDNSSECを解除しておかないと結構面倒な事になりそうです。
手順は以下の感じ?
・CloudFlareにアカウントを作成
・Google DomainsでDNSSECを解除
・CloudFlareでDNSを設定して事前にDNSサーバを移管(変更)
・ドメインを移管
ドメイン移管作業前にDNSを利用できるって、なんか凄い?
DNSSECの解除と、WHOISの公開を実施
Google Domainsの設定画面でDNSの設定を開くと下の方にDNSSECの設定があります。
これをオフにします。
一時的に解除みたい。。
移管中に復帰しても面倒なので解除します。上の表示に下側の欄のプルダウンでできそうです。
「今すぐゾーンの署名を解除」ボタンを押します。
解除完了。
WHOISを公開します。
Google Domainsの「登録の設定」を開きます。
「プライバシー保護が有効です」に右側のチェックを無効化します。
CloudFlareにアカウントを作成
CloudFlareのサイトを表示します。なんと日本語です!(知ってた(笑))
右上の「サインアップ」を選択します。
メアド認証が入ってメールのリンクをクリックするだけで作成完了です。
DNSを移行
次はDNSを移行します。
CloudFlareのサイトで、上の方にある「サイトを追加」を選択します。
ドメイン名を入力して続行ボタンを押します。影響度が低い「kingyo.info」から移管しようと思います。
プランの選択画面が出ます。下の方にある、Freeを選択して、「続行」ボタンを押します。
DNSレコードの確認画面が表示されます。
下の方には、自動でインポートしたDNSレコードが表示されています。不足がないか確認します。
って、「プロキシ」って何?
以下のページが分かりやすかったです。DNSを使ってリバースプロキシをやってくれるみたいです。
無料で。。すげー。。取り敢えずONにしてみます。
→ Cloudflare の DNS の基本:プロキシ化って何?/DeveloppersIO
DNSレコードを見ますが、結構不足してます。Google Domainsの時もそうでしたが思ってるより大変なのかな?ちまちま手で追加してましたが、面倒くさくなってGoogle Domainsからダウンロードして、CloudFlareにインポートしました(^_^;
次は、ネームサーバの変更ページが出ました。
DNSサーバをGoogle DomainのからCloudFlareのに変更します。
Google Domainsの管理ページのDNSの設定を開きます。
上の方にある「デフォルトのネームサーバ(使用中)」になっているのを「カスタムネームサーバ」に変更します。
ネームサーバ(DNS)の入力欄があるので、CloudFlareで指定されているサーバを設定します。
保存後に、「上の方に有る「これらの設定を切り替える」を押すのを忘れてしばらく待ってました。これを押さないと反映されない様です(^_^;
CloudFlareの画面に戻って下の方にある、「完了しました、ネームサーバをチェックしてください」ボタンを押します。
「クイックスタートガイド」が出ました。「始める」ボタンを押します。
後でも良さそうですが、今やってみます。
HTTPSのリライトをするか?と出ましたが、このドメインは一部HTTPのサイトが残ってるのでオフにします。
次はパフォーマンスの最適化ですが。。このままにしようかな。
で、終了です。
完了には数時間かかるっぽい。。メールが来るまで待機します。
30分ぐらいでメールが来てアクティブになりました。
ドメインを移管
Google Domainsの「登録の設定」を見ます。
最初にドメインロックを解除します。
次に、「Googleから移管」にある、認証コードを取得します。
認証コードが表示されます。
CloudFlare側で、「ドメイン登録」にある、「ドメインの移管」を選択します。
ドメインロックは直ぐに解除されない?みたいなので、有効になるまで待ちます。
10分ほどで移管できる様になりました。
国内価格と比較すると意外とお高いですね。。
支払い方法を指定してなかったので「支払い方法を追加する必要があります」リンクを押します。
支払い方法をしていしますが、「PayPal」にします。
PayPalの認証後2、必要な情報を入力します。
その後、再度ドメインの移管画面に戻り、「ドメインを確認する」ボタンを押します。
取得した認証コードを入力して、「確認して続行する」ボタンを押します。
Contact情報を入力します。
進行中なので、待ちます。
数日かかるかな?と思ってましたが、数分でGoogle Domainsから移管リクエストの確認メールが到着。はやっ。
何日かかるかな?と思ってたら、数分で完了。ええ。。。早すぎてびっくりです。まじで
DNSSECを有効化
DNSSECを見ると、有効化されてなかったです。
必須か?と言われれば、どうなんだろう?と思いますが、有った方が良いとは思うで、有効化しておきます。
即時じゃなさそうです。
後はお願いして放置します。
気になったWhois代理公開
移管後は、すでに代理公開されていました。
公開する方法が見つけられませんでした。転出する時はどうするんだろう?
暇を見て調べてみます。
って感じで、両方のシステムが自動化されている様で、凄い早く移管できました。
今までの経験だと、早くても数時間遅いと一週間ぐらいかかりました。最近使ってる安い所は、特にそうでXserver Domainなんて手動で週1での承認作業みたいです(^_^;
最後に
ドメイン移管自体は結構簡単です。
恐るべき事に、無料でCDN機能が利用できます。設定などもCDNを利用する前提になっていて、ドメイン管理だけで考えると、考える事が多かったりCDNを使わない場合には、意図的に排除する必要があり、少しだけハードルが高い感じもします。
他にDDOS攻撃から守ってくれたり、見てませんがWAFの機能があったり、無料なのに嘘でしょ?と思えるぐらいの凄いサービスかなと思えます。
ただ、管理機能自体は煩雑さが無くて分かりやすいです。
Google Domainsもありとそうでしたが、技術者よりなサービスかも?です。
選択として、少しだけ勉強しようと思うなら、ありだと思います。
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